私的整理・再生・経営改善

「経営環境が悪化してきた」「金融機関への返済が厳しい」

など,お困りの経営者へ。何とか会社を継続していきたい。

その思いに我々が協力いたします。


3 私的整理の手法

私的整理の方法は大きく①条件変更と②債務の圧縮の2種類があります。

① 条件変更

条件変更の手法は,リ・スケジュールとDDSがあげられます。

リ・スケジュールは,借入金の月々の返済条件を変更して,弁済額の減額あるいは据え置き期間をおいて,返済期間を繰り延べることです。

月々の返済金額が減少することで,会社の資金繰りを改善させ,その間に利益の向上を行うことを想定しています。

中小企業金融円滑化法の終了後も,金融機関は,企業のリ・スケジュールに対して協力する傾向にあります。

もっとも,重要なのは,目先の繰り延べに捕らわれず,返済猶予期間中に具体的な改善策を講じていくことです。漫然と繰り延べを繰り返しても,再生することはできません。

 

DDSとは,債権者が既存の債権の一部を他の一般債権よりも返済順位の低い劣後ローンに切り換える手法です。劣後された債権部分については,元本返済が一定期間猶予されるため,キャッシュフローを改善することができます。一部の債務について,支払方法を劣後化することです。

DDSについては,一定の要件を満たせば,金融検査上,負債ではなく資本とみなすことができるため,引当金が不足するというメリットがあります。

② 債務圧縮

過剰債務や利益の減少により,リ・スケジュールでは,再生できない場合には,債務の圧縮による再建を検討することになります。

一般には,有利子負債がキャッシュフローの10倍から15倍を超える場合には,リ・スケジュールでの対応では困難であり,債務の圧縮を検討する必要があります。

中小企業支援協議会による再生計画案の目安は,3年以内の黒字化,5年以内の債務超過解消,計画終了時点の有利子負債がキャッシュフローの10倍以下とされています。

 

債務圧縮の方法としては,DES,債権放棄,第二分社方式などによる方法があります。

DESとは,債務の一部を株式に変更することですが,中小企業の場合,使用されることはほぼないといえます。

債権放棄は,単純に債権を放棄してもらうことです。モラルリスクが最も高いため,金融機関側からは難色を示されるのが一般です。

そのため,サービサーに債権を売却してもらい,事業計画後,債権を買い戻すなどして,実質的な債権放棄と同様のことを行う場合もあります。

 

近年では,債権放棄に代えて,第二分社方式による実質的な債権放棄をする場合もあります。

第二分社方式とは,財務内容が悪化している企業の収益性のある事業の全部又は一部を会社分割や事業譲渡の方法で切り分け承継させ,不採算事業や過剰な債務部分を特別清算や破産等によって整理する手法です。

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