任意整理

「毎月の支払額を抑えれば,返済を続けることは可能だ」「消費者金融からの借金の他に,車のローンがある。できれば車は手放したくない」「保証人に迷惑をかけたくない」
こんな悩みはありませんか。当事務所では,あなたの生活状況等を確認しながら,適切な方法をアドバイスし,債務整理の指針を示します。

任意整理

毎月の借金の返済が大変で,生活が苦しい

毎月の支払額を抑えれば,返済を続けることは可能だ

サラ金からの借金の他に,車のローンがある。できれば車は手放したくない

保証人に迷惑をかけたくない

任意整理はそのような人に向けた返済の方法です。

任意整理とはどのような方法ですか?

任意整理は,自己破産や個人再生と異なり,裁判所の監督による法的手続ではありません。

弁護士が消費者金融やクレジット会社と交渉し,グレーゾーン金利を利息制限法に基づき残債務を引直し計算した結果,あなたの支払能力の範囲内で借金を分割で返済したり,減額された金額を一括で返済する和解契約を結びます。


消費者金融やクレジット会社のキャッシングを利用されている方は,利息制限法で引直し計算することで,多くの場合,借金の総額を減らすことができます。
また,原則として今後発生する金利(将来利息)をカットしてもらいます(但し,近年将来利息カットでの和解に応じない業者もあり,その場合には別途対応を協議させていただきます。)。

任意整理とは

利息制限法(借入額によって年15%~20%以上の利息は無効)に基づき残債務を計算

一括弁済または分割弁済の和解交渉

ヤミ金の貸付行為は,公序良俗違反で無効

ヤミ金から借りた金銭は不法原因給付。返還義務なし。

借主がヤミ金に祖払った金銭は全額不当利得。返還請求可。

任意整理のメリットは何ですか?

1.自己破産を回避できる。
2.利息制限法で引直し計算することで借金を減額することができる。
3.原則として将来利息をつけない形で和解交渉する
4.債権者を選んで整理することができる。

任意整理は,自己破産や個人再生と異なり,債権者を選んで整理することができます。
すなわち,車のローン会社に対する返済は今までどおり続け,他の借金だけを整理することにより,車を引き揚げられずに済むことができます。
また,保証人付きの借入がある場合,保証人に迷惑をかけないため,それだけ手続から外すことも可能です。

但し,任意整理は,借金が残ればそれだけ返済しなければなりません。借金が残ることから,返済資力があることが当然に必要となります。

車や保証人に対する体裁に固執し,無理な返済計画を立てると,かえって生活再建への妨げにもなりかねません。
そのため,一部の債権者を残す場合には,その人の生活状況を踏まえたうえで,生活を再建するために本当に必要な方法は何かを一緒に考えながら,債務整理の方法をご提案します。

任意整理のデメリットは何ですか?

これは,債務整理全般に言えることですが,債務整理の手続をとると,信用情報機関,いわゆるブラックリストに登録され,5~7年の間は新規に借入れをすることができなくなります。

消費者金融やクレジット会社のキャッシングを長年利用してきましたが,借金がなかなか減りません。利息を払いすぎるとお金が戻ってくる(過払い金)と聞きました。過払い金とはどのようなものですか?

消費者金融などから借入をし,取引期間が5~7年以上続いている方は,利息制限法で引直し計算すると,すでに借金がなくなり,お金を払い過ぎている可能性があります。

過払い金返還の手続をとることにより,本来払う必要のなかったお金を取り戻すことができます。
過払い金を取り戻すことで,ご自身の生活費や貯蓄になったり,他の借金の支払原資に充てることも可能となります。
また,すでに完済している業者に対しても,同様に過払い金返還の手続が可能です。

任意整理の弁護士費用

(1)着手金(消費税込)

(a)債権者1社から2社までの場合 最低5万5000円
(b)債権者3社以上の場合     2万2000円×債権者数
但し,同一債権者でも,別支店の場合は別債権者とする。

(2)報酬(消費税込)

1債権者について,
2万2000円 + ①減額報酬金 及び ②過払報酬金

個々の債権者と和解が成立する都度,当該債権者に対する報酬金を請求できる。

①減額報酬金     減額した金額の10%相当額
②過払金報酬額
 交渉による和解のとき・・・・・過払金の20%相当額
 訴訟による和解のとき・・・・・過払金の24%相当額
    

(3)実費(消費税込)

1社あたり2,200円。
また,訴訟手続に至った場合,訴訟費用がかかります。

ご心配の方は,当事務所に気兼ねなくご相談下さい。